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医師としての原点

[2024.05.16]

 私は2004年に医学部を卒業しましたが、ちょうどその年から初期臨床研修が必修化となり聖路加国際病院で初期臨床研修をしました。聖路加国際病院は医師のスーパーローテート研修としては歴史がある病院です。研修先を決めるにあたって、いくつかの病院で学生実習を夏休みにしました。学生時代は「救急医」を志望しており、救急医療が充実した病院を中心に実習をしていました。聖路加国際病院で医学部5年生からの実習を受け入れており、私も5年生、6年生と夏休みに実習に行きました。聖路加国際病院では(当時は)、医学生にも割と実践的なことをさせてもらえて、とても勉強になり、刺激的な経験でした。実習中は研修医2年目までの先生から手厚くご指導を頂きました。とても活き活きと研修医の先生方が主体的に働いている姿をみて、ここで研修をしたい!と強く思うようになりました。第一希望の聖路加国際病院での研修が決まった際にはとてもうれしかったです。
 2年間の研修期間では、救急、内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科など、いろんな診療科を研修しました。今、振り返っても、いろんなことを経験し、吸収した、とても充実した2年間だったと思います。医師としての技術的なことはたくさん学びましたが、何よりも医療へのまっすぐな気持ち、臨床医としてのマインドの基礎を学ばせていただいたと思います。
 研修医が終わった後は、精神科医としてキャリア等思い悩むことの方が多かったのですが、その際には、研修医時代に立ち戻り、同期や恩師に相談しながら進んでまいりました。

 切磋琢磨した研修医の同期たちとは今でも連絡を取り合い、大切な仲間です。各領域で日本にとどまらず海外で、第一線で活躍し、キラキラと頑張っている同期たちの姿は自分事のように誇らしく思います。いつか、みなで集まれたらいいなと思います。

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