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職場のメンタルヘルスケア4つのケアとは(セルフケア)

[2024.05.31]

 職場のメンタルヘルスケアは、厚生労働省が指針を示している4つのケア「セルフケア」「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」「事業場外資源によるケア」を継続的かつ計画的に実施することが重要となります。

セルフケアは労働者が自分自身でストレスを予防し、適切に対処すること。自分自身での対策ということです。

ラインによるケアとは、職場の管理監督者が主体的な役割を果たしていく、事業所内で実施するメンタルヘルスケアのことです。上司が部下の健康状態を把握し、支援することです。

事業場内の産業保健スタッフ等によるケアとは、産業医、保健師や人事労務管理スタッフ等によるケアのことをいいます。具体的なメンタルヘルスケアの実施に関する企画立案や相談対応などを行います。

事業場外資源によるケアとは、メンタルヘルスケアの専門知識を有する外部機関やサービスの活用を指します。当院のような精神科・心療内科の医療機関もこちらに該当します。

 今回は、セルフケアについて、詳しく説明したいと思います。

「心の健康を自分で管理する」ということになりますが、実はとても難しことです。

まず、ストレスの対処として3つのRをご紹介します。

Rest:休息、睡眠

Recreation: 運動、旅行、趣味娯楽など

Relax: ご自身がリラックスできること

難しく考えずに、仕事で毎日忙しい方は、何らかの息抜き、ご自身だけの時間を作るように意識してみるのも良いでしょう。

コロナ禍では、旅行や大勢の人との交流を制限され、家の中で過ごすことを余儀なくされた時期が続きました。ストレスを感じながら、普段のストレス発散方法、リフレッシュの方法ができなくなり、心の不調に至った方は多かったとも言われています。

普段のストレス発散法や趣味はどんなものがありますか?

と言われると、●●です、とすぐに返答できる方は意外と少ないです。

日本人は特に、仕事が中心の生活になることが多く、仕事以外での時間が少ないために趣味や余暇の時間が諸外国に比べると少ないと言われています。人生100年の時代と言われ、定年後の生活もまだまだ長く続きます。仕事も大事ですが、仕事以外にも楽しめること、熱中することを意識すると良いと思います。

 さて、私自身もそう言われると、昔は旅行、ヨガ、などなどそれらしいことは即答できましたが、今は子育て中ということを理由に状況が変わり、自分自身に使える時間も減ったためセルフケアはとても意識しないと難しくなってきています。友人と会ってランチをする、家でのストレッチなどでしょうか・・・。

先日、友人と素敵なお店でランチの機会がありました。久しぶりに会い、いろいろ話せて、あっという間の時間でした。開業してからバタバタとタスクに追われる日々が続いていたため、ゆったりとした気持ちで、息抜きでき、リフレッシュになりました。

皆さんも、ご自身のストレスへの対処法などを改めて見直し、セルフケアを意識して実践していきましょう。

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