メニュー

心療内科の予約が取れない理由とスムーズに予約する方法

[2024.06.15]

現在、当院は新規の開業のため、当日でのご予約もスムーズに受け付けておりますが、

一般的に、心療内科、精神科の予約は取りづらいことが言われています。

心療内科、精神科の予約が取れない理由、以下の3点が主に理由としてあげられます。

① 初診の時間に30分から1時間要するため、予約制をとっている医療機関がほとんどであること

 心療内科、精神科の初診で診断から治療の道筋をたてるのに、最低でも30分は要します。

そのため、お待ちいただく時間を最小限にするための等の理由で予約制をとっている医療機関がほとんどになります。

初診の際に聞くこととしては以下のようなことがあります。

生育歴として、生い立ち、学歴、婚姻歴、現在の生活について、これまでの精神科、心療内科の通院歴などが現在の病状に関連していることもあり

細かく伺います。

また、現在の病状の要因となったことについて、例えば仕事が原因であれば、仕事のことについてなど差し支えない範囲で伺います。

そのうえで、診断、治療の道筋を中長期的にたてていきます。

② 継続的な通院が一定期間続くため再来の枠で予約枠が埋まってしまう

 病態や、治療の状況により変わりますが、心療内科、精神科で治療をする診療内容は、1回の診察で診断や治療が完結することは

ほとんどありあせん。うつ病であれば、診断、治療、などで平均的に3か月から1年ほと治療にかかります。症状や程度でも変わりますが、

通院の頻度も1週間から2週間に1回ほど通院していただきながら、内服の調整、心理療法を定期的に行っていきます。

そのため、外来の枠が、再来の方で徐々に埋まっていくため、初診の方の枠を受け入れる枠が限られてくることも理由の一つです。

③ 心療内科、精神科領域は幅広く、それぞれの診療内容に適切に対応できる医師が限られている

 お住まいの場所によっては医療機関の数そのものが限られている地域もあられると思います。また、心療内科、精神科領域はとても幅広く、対応できる疾患や専門性も各医療機関や医師によってばらつきがあります。心療内科、精神科の専門医を取得している医師であれば本来であればすべてをカバーすべきですが、経験や得意分野は異なることになるのは事実です。内科のように消化器内科、循環器内科、呼吸器内科などで別れてはおらず、また年齢に対しても小児科などの別枠はなく、子供から大人まで心の病気は【心療内科・精神科】とくくられています。

特に、児童・思春期の年代の心の不調は多くニーズは高いのですが、専門性をもった医師、医療機関は限られており予約が取りずらくなっています。

では、スムーズに予約する方法としていくつかポイントを示したいと思います。

ポイント1:受診する可能性がある場合は、早めに医療機関を調べておくこと

 心の不調は、ある日突然起こるものではありません。現実にはそのようなことがあるかもしれませんが、実際は、いろんな段階を踏んできたすことがほとんどです。

 いざ、受診をしようと思っても、希望する医療機関が、初診の受付を止めていたり、初診の受付まで1か月かかったり、予約をする日が限定されて電話がつながらなかったりなど様々な理由で予約ができないことがあります。

 一方で、心療内科、精神科を受診するのは、いろんな理由でご不安、躊躇があられると思います。また、受診するタイミングも難しいのも事実です。

 生活に支障が出始めたタイミングが受診が必要な目安になりますが、心身の不調が続く場合には受診の検討を開始していただくといざ受診しようと思うとスムーズになります。

 また、上記のように初診の場合は、予約がとれないことがありますが、一度受診をしておくと、次の受診の際には間隔があいてしまっても、予約がスムーズにいく場合もあります。

ポイント2:身近な専門家に相談をして選ぶ

 どこの医療機関に受診したらよいかも迷うと思います。歯科や内科、小児科などの受診と違って、自身の受診をオープンにしづらい診療科でもありますので、気軽に受診相談を身近な方にしづらいのも現実としてあると思います。

 就労している方であれば、お勤め先に、保健師、産業医など健康相談をできる窓口もあることもあり、受診先等を相談してみるのも方法の一つです。

 また、子供であれば、学校の養護の先生あるいは役所などに相談してみるとよいと思います。

ポイント3:新規開業の医療機関を調べる。

 単純に当院のように、新規の開業の医療機関であれば、枠があいているため、予約が当日でも取りやすいいです。(今後状況は変わる可能性もございます)

 現在、都内では心療内科、精神科の新規開業のクリニックが増えています。それぞれの医療機関、専門性があられると思いますが、ご自身の不調にあわせて

 早めの受診をご検討ください。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME